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ジェネリック

ジェネリック医薬品と新薬開発により発展した製薬業界

ジェネリックという言葉をテレビのコマーシャルなどで聞いたことがある人は多いと思います。
身近な病気である風邪やアトピー性皮膚炎など、未だに特効薬のない病気は多数ありますが、薬の進化はめざましく新薬により多くの人の命が救われているのです。

薬の進化の歴史

現在でも漢方薬として用いられておりますが、昔の薬は植物や動物など自然界に存在する物を利用して作られており、現在でも東洋医学としてみなさんに親しまれております。

西洋医学を基板とした製薬が日本で主流となったのは明治時代からとされております。

寿命を左右する薬

現在では悪性新生物(ガン)、心疾患(心筋梗塞など)、脳血管疾患(脳梗塞など)が日本における三大死因となっておりますが、1950年までは脳血管疾患を抑えて結核により最も多くの人が命を落としておりました。

しかし結核の特効薬としられるストレプトマイシン(抗生物質)が1944年に開発され、日本でも大量に生産されるようになったことから死亡数は大幅に減少しました。

結核による死亡数が減少したことにより、日本人の平均寿命は伸びたと言われております。

培養技術や化学合成による大量生産技術の確率により、日本の製薬メーカーはめざましい発展を遂げたのです。

命を救う新薬

ペニシリンが発見されてから、様々な画期的な薬が開発され結核、天然痘、現在も毎年猛威を振るっているインフルエンザなどを薬で予防、治療することが出来るようになりました。

最近でもHIVを治療する新薬に関するニュースなどがあり、近い将来には癌の特効薬なども開発されるかもしれません。

進化する薬

癌細胞の増殖を薬の力で抑える抗がん剤は多くの副作用が出てしまうことを、みなさんご存知だと思います。癌細胞だけでなく正常な細胞も影響を受けることで副作用が発生してしまうのです。

しかし現在では癌を抑える効果はそのままで、副作用を抑えた抗がん剤が増えてきております。少しずつではありますが薬は着実に進化しているのです。

ジェネリック医薬品とは?

新しい薬(新薬)は特許により20年から25年まで製造方法などが保護されます。特許があることで製薬会社は開発にかかった費用を回収することができるのです。新薬として初めて世に出た薬のことを先発医薬品といいます。

ジェネリックとは先発医薬品の特許が切れた製品を、同じ有効成分で製造された医薬品のことをいい後発医薬品といわれます。

後発医薬品が安い理由

新薬の開発には莫大な費用と時間がかかり、1つの薬を製品として世に出すには、10年以上の期間と何百億円という開発費用がかかるといわれております。

ジェネリック医薬品は、特許の期間が過ぎた薬を同成分にて安く作成することにより、既存の先発医薬品よりも安い価格で提供することができるのです。

ジェネリック医薬品の問題点

糖尿病や高血圧など生活習慣病を患っている人で、長期間に渡って複数の薬を飲まなければいけない人は、いくら薬代が安くなるとはいえ注意しなければいけないことがあります。

同じ成分を使っているジェネリックですが、先発医薬品とまったく同じ物とはいえません。重大な副作用などは無いと考えられますが、多少なりとも薬の効果に違いが生じる可能性はありえます。

一度に複数の薬をジェネリックに変更した場合には、どの薬による薬効か確認することができませんので、1つずつある程度の期間を開けてジェネリック医薬品に切り替えるようにしましょう。

処方せんの内容変更

平成20年4月から処方せんの記載内容にジェネリックの利用に関する項目が追加されました。

ジェネリック医薬品に変更してはいけない場合に、医師による署名を行うための欄が追加され、サインが無い限りは薬局の判断にてジェネリック医薬品を利用するように変更されております。

実際、自分から薬剤師にジェネリック医薬品を催促するよりも先に、薬剤師から「ジェネリック医薬品が存在するので変更しませんか?」と、聞かれたことがある人は多いと思います。

もちろん医師にジェネリックを利用したくない旨を伝えることで、処方せんに医師のサインを貰い、常に先発医薬品のみを利用することも可能です。

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