薬剤師になりたい人のための仕事/資格/求人に関する知識【ホワッツファーマシスト】
職場,仕事先

勤務先により違う薬剤師の仕事

薬剤師といえば、病院の近くの薬局でガラス張りの向こうで、薬を詰めている人たちを想像してしまいます。
薬局以外にも薬剤師の職場はあり、仕事先により仕事の内容もガラッと変わります。

薬剤師の勤務先

厚生労働省発表の最新の情報では、薬剤師登録者数は26万7751人であり勤務先の割合は、薬局で50.7%、病院や診療所で18.8%、大学に3.5%、医薬品関連企業に17.8%、行政機関に2.3%、他業務及び職についていない人が6.9%、という内訳になります。薬局以外にも薬剤師が働く場所は多数あるのです。

医療機関(病院や診療所)

以前は多くの薬剤師が医療機関にて働いており、院内処方を行う「病院薬剤師」と言われる程でした。現在では医薬分業により、病院にて外来患者へ薬を渡すという病院が減っており、病院薬剤師の数も減っています。

病院薬剤師の仕事としては、入院患者への調剤業務はもちろん、患者さんのベッドに訪れ、薬の使用状況などの確認も行ないます。

注射として使う薬、点滴などを薬剤師が用意するという病院も増えているそうです。

薬局・ドラッグストア

病院の近くにある調剤薬局や、身近にあり日用品も置いてる薬局、食品なども扱っているチェーン店のドラッグストアなどに、現在登録している薬剤師の半数が務めているとされます。

院外処方を目的とした調剤薬局は、病院・医師との連携は「処方せん」のみで行われ、基本的にはどこの病院の処方せんでも、利用することができます。

薬を手渡すさいに、薬の種類や用法の説明、飲み合わせによる副作用を防ぐために、現在他の薬を飲んでいないかなどの確認業務、体調や症状の確認などを患者さんに対して行ないます。

ネームプレートに薬剤師登録ナンバーなどを記載している薬局もありますので、薬を貰う機会があったら観察してみるもの面白いと思います。

市販薬を扱っておりますので、処方せんを持たない人に対して、症状などをヒアリングして最適な市販薬を選択するのも薬剤師の大切な仕事です。

医薬品関連企業

新しい薬の開発研究を主な仕事となり、治験から病院への販売なども行ないます。製薬会社や卸売業には薬の管理は必須業務となりますので、知識以外でも薬剤師は活躍することができます。

薬剤師としては給料面でも優遇されていることから、製薬会社研究員は希望者が多く就職も難しいと言われております。

しかし、研究、販売に関しては薬剤師免許は必ずしも必要ではなく、4年制の薬科学科卒業後に博士号を修得し、薬剤師資格を取得せずに製薬会社にて研究を行う人も多くおります。

薬の販売以外にもMR(Medical Representative):医薬情報担当者として、病院などで医師から薬に関する情報の収集・提供も行ないます。

行政機関

公務員試験に合格していれば行政機関で薬剤師として働くことができます。調剤などの業務はありませんが、薬剤師資格取得者は申請することで食品衛生管理者、食品衛生監視員、環境衛生指導員、衛生管理者などの資格を取得し業務に携わることができます。

薬剤師なら試験を受けずに資格を習得することもできますが、薬剤師資格が無くても資格を習得することができますので、必ずしも有利だという訳ではありません。

公務員として保健所や警察官として薬剤師の知識を活かすことができるのです。

大学院への進学

大学に残り研究を続ける人も少なからずおります。薬剤師の資格は特に必要はありませんが、製薬会社での研究を希望している場合には薬学部のみではなく、博士号を修得してから就職の方が圧倒的に有利と考えられます。

学校薬剤師

大学を除く学校(幼稚園、小学校、中学校、高等学校、盲学校など)には、学校保険安全法により薬剤師を置くことが規定されております。

かといって学校内で薬の調剤などを行うわけではなく、衛生管理者として学生が安全に学校生活を送れるように存在しております。

飲料水やプール施設などの水質、照明や換気システムなど、施設の設備状況などを管理するのが主な仕事となります。

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