薬剤師になりたい人のための仕事/資格/求人に関する知識【ホワッツファーマシスト】
仕事,薬剤師

薬剤師の仕事とは?

薬剤師とは国家資格であり、人の命に関わる薬を扱うことができる仕事から、その業務内容等は薬剤師法により規定されております。
仕事の詳細については薬剤師の仕事内容にて詳しくご紹介しますので、仕事の概要などをご説明いたします。

薬を作るのも使うのも人です!

「今までに一度も薬を飲んだことが無い!」という人はいないと思います。日本では病院にて処方される薬以外にも、近所のドラッグストアや小さな薬局などで簡単に市販薬を購入することができます。

また家庭の常備薬として置き薬、配置薬などともいわれる、使用した分の薬代だけを払う配置販売業というシステムがあり、それは日本独自のもので現在も利用されている人は多いと思います。

扱うのは薬? 人?

薬剤師とは薬を作る専門家です。保険薬局にて病院から発行される処方せんを元に調剤を行い、製薬メーカーなどに勤務し新薬の開発や治験などを行っています。

製薬メーカーや卸売業に勤務する薬剤師は業務対象が医師などであり、一般の人とは接点はなかなかありません。しかし薬局にて薬を処方される際に、交付された薬について効果・用法・使用上の注意などの説明を受けたことは誰しもがあると思います。それらの仕事は医薬品の供給にあたり、薬剤師にはコミュニケーション能力、またヒューマンスキルも求められるのです。

インフォームドコンセント

医師と患者の間にて行われるインフォームドコンセント(説明と合意)の姿勢は、薬剤師と患者の間にも存在するのです。

薬だけを相手にするのが薬剤師の仕事ではなく、処方せんを受け取る人や入院している患者、またドラッグストアなどで多くの薬を前に迷っている人に対しても、薬剤師の持つ知識が役に立つのです。

最新の薬剤師届出状況

薬剤師免許を習得するためには登録が必要であり、平成22年(2010年)現在確認できる平成20年末最新の統計情報では、薬剤師登録数は267,751人です。

そのうち女性は163.173人、男性が104,578人で女性の割合が6割を超えています。

日本の人口10万人に対する薬剤師登録者数は約210人であり、諸外国に比べると圧倒的に人口比率が多いこともあり、薬剤師飽和が懸念されております。

人数(人) 割合(%)
総数 267751
男性 104578 39.06
女性 163173 60.94
薬局(ドラッグストアなど) 135716 50.69
病院 50336 18.80
大学 9276 3.46
医薬品企業 47643 17.79
行政機関など 6280 2.35
その他 18476 6.90
平成20年末最新の統計情報-薬剤師登録数

勤務先に応じた仕事内容

上記に記した勤務先は大まかな分類でありますが、それぞれの仕事先に応じて薬剤師の務める仕事の内容は変わってきます。

職場・仕事先のページにて仕事内容の詳細はご紹介しますが、半数が薬局やドラッグストアに従事していることがわかります。

調剤薬局に関しては業務内容のメインが調剤のため薬剤師は常に求められますが、ドラッグストアの場合は、登録販売者制度が始まったことにより、今度薬剤師の求人率に影響を及ぼすと考えられております。

薬剤師が余ってしまう時代がくる?

既に2000年頃から言われている話なのですが、毎年多くの薬剤師が国家試験に合格し薬剤師資格を習得し就職しております。そして毎年合格する人数は増えており、2008年ではついに合格者が1万人を超えました。

2010年現在は受験資格(4年制から6年制へ変更)による谷間の時期であり受験者及び合格者は減りましたが、2012年からは6年制の薬学部卒業生が新卒として国家資格を受験・そして就職します。

今後も1万人に近いペースで有資格者が増えることを考えると、確かに薬剤師が飽和してしまうのは近いかもしれません。

しかし、女性の多い業種のため妊娠や出産を期に退職される人も多数いること、医薬分業がさらにすすむ可能性、またドラッグストアにて調剤業務を始める所が出てきていること、MR(医薬情報担当者)への転職希望者の増加などを考えると、今までのように「資格さえ有ればどうにかなる!」という考えでは仕事が無くなる可能性が高く、資格を取得して働いてからがスタートという、他の仕事と同様の状況になることは考えられます。

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